使い方

イベントプラスの使い方

 イベントプラスの使い方について説明します。

 このアプリは、Android端末機器に起こる様々なイベントに対し、イベント発生時に切り替えるシーンを設定しておきます。

 

基本画面

 アプリの基本画面にはイベントプラスの動作をオン・オフするボタンのほかに、イベントとシーンを定義する「イベントプラン」ボタン、バッテリー関連のイベントを設定するために必要となる情報を表示する「バッテリー情報表示」ボタン、アプリの設定を行う 「設定」ボタンがあります。

起動画面

 

設定画面

  基本画面上の「設定」ボタンを押すと設定画面になります。 

設定画面

 

 設定には、次の項目があります。

●温度の単位

 温度の単位を、摂氏(°C)か華氏(°F)で指定します。温度単位を変更した場合、既に作成したバッテリー温度関連のイベントプランの温度値は変更されませんので、再度新しい温度単位に応じた値を作成しなおす必要があります。

メディアボタンイベントの優先度

 ヘッドセットなどに存在しているプレイ/ポーズ、次、前、などの音楽再生関連のボタンを押したイベントは、メディアボタンイベントとしてアプリに通知されます。 しかし音楽プレーヤーなどのメディアボタンイベントを扱う他のアプリがインストールされている場合、アプリによってはメディアボタンの通知がそのアプリに受信された後破棄されてイベントプラスに通知されないことがあります。 このような場合は、「メディアボタンイベントの優先度」を高く(数値を大きく)して、イベントプラスに優先的にメディアボタンの通知が伝わるようにする必要があります。 ただしAndroid 4.0以上のOSでは仕様変更されメディアボタンイベントが複数のアプリで共有できなくなりました。 メディアボタンイベントを扱うアプリで最後に実行されたアプリのみイベントが受け取れるようになります。

●Wi-Fi再スキャンの時間

 Wi-Fiの設定がオンの状態であっても、しばらくWi-Fi通信が無い場合にOSがWi-Fiを休止状態にしてしまうことがあります。 この場合、Wi-Fiアクセスポイント関連のイベントが発生しなくなるので、「Wi-Fi再スキャンの時間」を指定してWi-Fiのアクセスポイントを再スキャンさせます。 この時間を大きくしすぎるとWi-Fiアクセスポイント変化イベント発生の遅れが大きくなりタイムリーな位置情報の変化を検出しにくくなります。 逆にこの時間を小さくしすぎると頻繁にWi-Fiアクセスポイントのスキャンが実施されバッテリー消費が大きくなります。

●発生イベントの表示

 発生するイベントはAndroid OSのバージョンや、端末機器の種類によって変わります。 ある機種では発生するイベントが別の機種では発生しないこともあります。 イベントプラスで検出できるイベントを確認するために、「発生イベントの表示」をオンにしておくことができます。 オンにしておくと発生するイベントが画面上に表示されますので、しばらく使用してバッテリー電圧や温度の変化イベントが発生するかどうか、USB接続の充電状態にして「充電中になった」や「USB電源に接続された」イベントが発生するかどうかなどを確認することができます。

●シェイクの感度

 機器がシェイクされた(振られた)と判断する時の感度を指定します。 シェイク感度の値を大きくしておくと少しの揺れでもシェイク(振られた)と判断して「機器がシェイクされた(振られた)」のイベントが上がります。 シェイク感度の値を小さくしておくと多少の揺れでも「機器がシェイクされた(振られた)」のイベントは上がりません。

設定項目

 

イベントプランの作成

  基本画面の「イベントプランン」を押して、発生するイベントと切り替えるシーンを定義しておく必要があります。

ベントプラン

 イベントプラン一覧では、最大30個のイベント設定ができます。 No.1-10、No.11-20、No.21-30と書いてあるタブをタップして、イベントプランの表示ページを切り替えることができます。 作成(または変更)したいイベントプラン欄をタップすると、 イベントプランの設定画面が表示されます。 イベントプラン設定後、左のトグルボタンを押して そのイベントプランのオン・オフを切り替えます。

イベントプランの作成画面

 イベントプランの設定項目は次のとおりです。

イベントプランの設定項目

 

 「シーンスイッチ」がインストールされていない場合やシーンが作成されていない場合は、シーンを選択することはできません。 しかし通知音・バイブレーション・LED発光の指定はできますので、イベントの通知アプリとして使用することができます。

 イベント選択画面の一番上にある「○○関連」と表示されている行をタップすると、イベントのカテゴリーリストが表示されます。 リストから選択して別のカテゴリーのイベント一覧を表示することができます。

 指定可能なイベントは下のとおりです。

イベント一覧

 

 バッテリー残量のイベントでは、残量値を指定します。 「現在のレベルを採用」ボタンを押すと、現在のバッテリー残量が値として採用されます。

バッテリー残量の指定

 バッテリー電圧のイベントでは、電圧値を指定します。 「現在の電圧を採用」ボタンを押すと、現在のバッテリー電圧が値として採用されます。

バッテリー電圧の指定

  バッテリー温度のイベントでは、温度を指定します。 「現在の温度を採用」ボタンを押すと、現在のバッテリー温度が値として採用されます。

バッテリー温度の指定

 バッテリー健康状態変化のイベントでは、健康状態を指定します。

バッテリー健康状態の指定

 電話が着信中になった、または電話が発信中になったのイベントでは、着信・発信の相手を連絡先から指定します。

着信先・発信先の指定

 Wi-Fiアクセスポイントを発見した、またはWi-Fiアクセスポイントを見失ったのイベントでは、 アクセスポイント名を指定します。 Wi-Fi設定がオンの状態ならば、「Wi-Fiスキャン結果から選択」ボタンを押して現在発見できるアクセスポイントから選択することや、「Wi-Fi設定から選択」ボタンを押して一度接続したことのある既存のアクセスポイントから選択することもできます。

SSIDの指定

 

バッテリー情報表示画面

  基本画面上の「バッテリー情報表示」ボタンを押すと現在のバッテリーの状態が表示されます。 バッテリー関連イベントプランを作成するための参考にすることができます。

バッテリー情報画面

 

アプリ設定の保存と読込

 イベントプラスアプリの各種設定をファイルとして保存しておくことができます。 保存した設定ファイルは、アプリに読み込ませることで、アプリの設定を一括設定することができます。 これはアプリの再インストール時や機種変更の時などに利用できます。

アプリ設定の保存・読込・削除メニューの表示

 アプリ起動直後の画面で端末機器のメニューキーを押すと、画面下部に「アプリ設定の保存」「設定ファイルの読込」「設定ファイルの削除」のメニューが表示されます。

アプリ設定の保存・読込・削除メニューの表示

 

アプリ設定の保存

 「アプリ設定の保存」をタップすると、ファイル名を入力する画面が表示されます。 既定値としてファイル名が表示されますので、任意のファイル名に変更します。 ファイル名の指定後、「OK」ボタンをタップするとアプリの設定がファイルとして保存されます。

アプリ設定の保存

アプリ設定ファイルの読込

 「設定ファイルの読込」をタップすると、保存してあるファイルの一覧が表示されます。 読み込みたいファイルをタップすると、ファイルに保存してある設定にアプリの設定が更新される確認画面になりますので「OK」ボタンをタップします。

アプリ設定ファイルの読込

アプリ設定ファイルの削除

 「設定ファイルの削除」をタップすると、保存してあるファイルの一覧が表示されます。 削除したいファイルをタップすると、ファイル削除の確認画面になりますので「OK」ボタンをタップします。

アプリ設定ファイルの削除

注意事項

 設定ファイルを保存するフォルダはOSが示す外部記憶メディア(SDカード等)内にしていますが、最近の機種では内蔵メモリを示すものが多くあります。 機種変更などの場合には、ファイル操作アプリなどで設定ファイルの位置を確認し、取り外し可能な外部メモリへコピーするなどの操作が必要になります。

 

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